大乱闘スマッシュブラザーズ forWiiU 文化の発展と課題
大乱闘スマッシュブラザーズ forWiiU 文化の発展と課題
今回初めてブログを書きます。無名一般スマブラーの【おれ】です。
たった今スマブラ新作の体験会の記事が上がりましたので、3、4年年続いた大乱闘スマッシュブラザーズfor3DS/forWiiUの締めくくりとして、ほんの少しの気の迷い気まぐれで書こうと思いました。今回はスマブラを(現段階では)最新作である3DS、WiiUから初めた新規勢の私が思う、スマブラというゲームの文化、他の格闘ゲームとは異なる点を書いていきたいと思います。
topics.nintendo.co.jp
まずこの大乱闘スマッシュブラザーズというゲーム、知らない人はおそらくいないのではないか、というぐらい非常に有名なタイトルですね。偉大なるHAL研究所が開発し、任天堂が販売した対戦型アクションゲームですね。ディレクターは星のカービィの生みの親である桜井政博さんです。
このゲーム、
- 1999年1月21日にNINTENDO64で発売
- 2001年11月21日ニンテンドーゲームキューブで発売
- 2008年1月31日Wiiで発売
- 2014年9月13日ニンテンドー3DS、同年12月6日WiiUで発売
と、19年前から今まで愛され続けている超世界的人気ゲームですね。
どういうゲームかはおそらく皆さん知っていると思うので割愛ということで。
e-sportにも認定されたスマブラ、そんなスマブラはどのように発展してきたのでしょうか?
では本題に入りましょう。
スマブラにおいてまず切り離せない文化、それは「オフ」。
オンラインが発達した今、人と人が顔を合わせて同じゲームをする。
そんな文化がスマブラではごく普通に行われているのです
。
まずはスマブラ特有の文化の発展方法について紹介し、そのメリット・デメリットを書いていきたいと思います。
スマブラ独自の発展方法①:宅オフという存在
他の対戦ゲームと比べ一番特色が強いのがこの「宅オフ」という文化でしょう。
宅オフというのは、読んで字のごとく誰かのお「宅」でスマブラをする「オフ」会です。今適当に考えました。
スマブラ以外の対戦ゲームのオフ会というのは、私の知る限りではとあるゲームセンターに集まり、ゲームをするという構図ですが、スマブラのオフは誰かの家に集まりゲームをすることが多いです。そもそも知らない人に、ネットで出会った人と会ってはいけませんとかいう教えはどこへやら・・
この宅オフがもたらすスマブラ界隈へのメリットは非常に多く、今でもスマブラ界隈が賑わっている要因の一つでもあります。
【メリット】
- ガチ勢からエンジョイ勢まで幅広い層が参加している
宅オフの方針は開いている人によって様々で、強くなりたい!勝ちたい!という人と、みんなでワイワイ楽しくプレイしよう!と別れているため、自分の好みに合ったオフが選べる。スマブラしないで別ゲーやってる人もいる。
- プレイヤー同士交流を深めることができる
私の目的はもっぱらこれです。友達が出来るのは非常に良いことです。人間というのは、自分と共通する部分が一つあれば距離感が縮まります。「スマブラ」という共通のゲームをプレイしているだけで自然と距離感は縮まります。界隈を盛り上げていくためには無くてはならない物、それは人の縁です。
- アドバイスを直に貰える
やはり対戦ゲームですから、最終目標は「勝利すること」でしょう。強者から敗戦後直に「どこが悪かった」「こう改善すれば」などといったアドバイスをすぐに聞けるのは非常に良いことでしょう。
【デメリット】
- 人によっては通いにくい
こればかりは仕方ない問題です。地方の方々や、仕事で忙しい方などは気軽に参加しようにも参加できないでしょう。いくらオンライン環境が良くなってきたとはいえ、オンライン上で通話しながらプレイするのは、初対面の方とは到底できないでしょう。
- 身内化/ガチ勢化が進み新規参加しづらい雰囲気が出てしまう
私個人的にはこれが一番の問題でしょう。現実問題、対戦ゲームは日に日にプレイ人口が減ってきています。それはスマブラでも例外ではありません。
「EVO 2017」メイン種目の参加登録者数が発表。家庭用が発売された『鉄拳7』は昨年の2倍以上に
これは世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO2017」の参加者数です。
鉄拳を除き全てのゲームの参加者が一気に減っています。
対戦ゲームにおいてプレイ人口の減少はゲーム存続の危機、なんとかして新規勢を増やさなければいけません。まるで少子高齢化みたいだぁ・・・
しかし宅オフという文化は新規勢を増やすのに適している部分もありますが、
- 長く続いている宅オフほど、どうしても参加者が偏り、身内感を形成してしまうのです。ワイワイしているところに見ず知らずの自分が中に割って入れるか、と聞かれたら間違いなくNOですね。
- 新規勢の方からすれば、宅オフというのはガチ勢の集まりという認識が強く、「自分弱いし・・」など、自分に自信がなく、参加をためらう人が非常に多いです。
上記のデメリットを解消するために行うべきことは何でしょうか。
通いづらい地方の方々はすみません。近隣同士で宅オフを開いてもらうしか無いです。時間、お金の都合は解消できません。
- 身内化/ガチ勢化が進み新規参加しづらい雰囲気が出てしまう
この点を解消していきましょう。
一部人からすれば「俺は本気で強くなりたいんだ!!!」と思っている方もいるでしょう。否定できません。しかし今回はオフに参加する人を増やすという観点で話しているのでご容赦をば。
この点に関しては家主含め宅オフ参加者全員で対応するのが良いのではないでしょうか。新規の方を自分から輪に入れる配慮が必要です。
そしてスマブラについて丁寧に教える時間も必要でしょう。どうしても新規の人は恐れ多さを感じてあまり言葉を発しない人が多いので、家主、あるいはその周りが心を開いて上げる必要があります。ただボコボコにされてお疲れ様でしたでは、何が楽しいのかわかりませんからね。
無論なんでも教えれば良いというものでもなく、その新規勢が何を目的に参加したかを聞いておき、それに応じた対応をすると良いですね。
家主という立場は非常に臨機応変さが求められる非常に大変な役割ですね・・・
いつも開いてくれている全国の宅オフ主にはいくら感謝しても感謝しきれません。
スマブラ独自の発展方法②:大会
もうゲームと言ったら大会!日本or世界で一番強いのは誰か!そんな感じで、対戦ゲームも競技なので大会は無くてはならない存在です。e-sport!
スマブラの大会は日本では関東、中部、近畿、九州、東北、北海道と、まさに全国で開催されています。(左上から東京、大阪、愛知、広島、福岡、宮城、北海道で開催)
国内の大型大会だけでもこんなにたくさん!
しかしここで問題があります。スマブラ実は国内で大会が開催されているのですが、なんと公式は関与していません。(ニコニコ闘会議は除く)
実はスマブラプレイヤーの方々がボランティアで開催している。
機材の準備から運営進行、配信まで全てが一般人であるプレイヤーたちがやっているのです。ハードのWiiUも参加者に持ってきてもらい、持ってきてくれた方には参加費を値引きしてくれる、という処置をとっています。
ここで他のゲーム大会を見ている方は疑問に思う点があるかもしれません。
公式が関与していない、ということは賞金はないの・・・?
そう、賞金です。海外ではe-sportの大会では賞金がつきもの、世界中で流行っている「LOL」というゲームは優勝賞金が1億円を超えることなんてザラです。では国内大会の賞金はいくらかと言うと・・・
0円
そう、賞金なんて出ないのです。これは日本の法律に引っかかる問題ですので致し方ありません。また、他のゲーム国内のゲーム大会の優勝賞金を見ても一番高くても10万円です。これは景品表示法によって定められています。
優勝賞金が出ない大会になんて誰が参加するんだよ!!!と、普通の方ならそう思うでしょう。
しかしここで5/12に行われたウメブラ32の参加人数を見てみましょう。
一般参加枠
WiiU持参枠
見学枠
そう、スマブラfor WiiUが発売してもうすぐ4年になりますが、参加者は見学枠を含め408人。この日のために日本全国から人が集まって来るのがウメブラという大会です。しかし今回こんなに人が集まったのはあの「吉本興業」が優勝者とベスト8入賞者から1名を「EVO2018」への参戦サポートをするという前代未聞の協力を申し出てくれたのも大きい。
実はウメブラは非公式ユーザーコミュニティ大会でありながら、様々な企業から協賛されている。G-Tune,BenQ,Game8,logicool、yogibo,日清など、パソコン用品から食品まで様々な企業が協力してくれています。(ウメブラのみ?副賞として各社の商品が与えられます)
私は運営の根っこの部分まではわからないので、一つに、大会主催者、運営達の頑張りが大きいでしょう。
さて、ユーザーの話しに戻りましょう。賞金が出ない大会にわざわざお金を払って行く理由、についても考えていきましょう。
ユーザーが大会に参加する理由
-
オンラインコミュニティの力
まず一つに、スマブラ界隈には「窓」という、俗に言うグループが存在します。
Skype、Discordで集まったグループのことで、キャラクターごとに◯◯窓、というものが存在します。キャラクターのテクニックや対策などの意見交換を行う場として活用されています。キャラとは関係なしに、別の目的で集まった「派生窓」というものもあります。オンライン上だけでも人と人の関わり合いが非常に多いのです。そこでもし、その窓のうちの何人かが
- 「オフ大会参加した!」
- 「オフで◯◯さんと会った!」
- 「ベスト◯取れた!」
などの情報を流しましょう。するとそれを見た他の人も
- 「オフ大会ってどんな雰囲気なんだろう?」
- 「◯◯さんと仲良いし、会ってみたいなぁ」
- 「自分の実力がどんなものか試してみたい!」
と思う方が出るでしょう。口コミみたいなものです。
誰か一人でも興味を持って足を運ぼうと思ってくれればよいのです。
-
憧れのプレイヤー・仲の良い人とと会える
対戦ゲームをやったことのある人にとって、自分が参考にしたプレイヤー、憧れているプレイヤーは当然いるでしょう。そういう人にとって有名プレイヤーはもはやスターです。憧れのプレイヤーと試合をする、その人から直にアドバイスももらえる、これほど素晴らしい事はありません。
次に、先程も書いたように、オンライン上で仲良くなった人と会うこともできます。ただ会うだけでもいいかもしれませんが、大会という口実を作ることでより楽しく過ごせるかもしれませんね。大会終わらせた後に一緒に呑みに行こう!とか、良いかもしれませんね。未成年スマブラーもいるので、無理やりお酒を飲ませるのはやめましょうね。だめだぞぉ♡
からあげと酒うめぇ・・・
・自分の実力を確かめる、配信で目立ちたい
「俺はスマブラ地元最強の男」
こんなこと言ってる人、あなたの周りにもいませんでしたか?
そう、対戦ゲームにおいて自分は日本でどれほど強いのか、どうしても気になってしまうのが人というものです。そしてそこで上位に入賞、優勝することは非常に名誉なことです。有名人ですよ有名人。
またウメブラでは配信台があり、プレイヤー自身と、その試合をTwitchにて放送しています。プレイヤーの華麗なコンボ、圧倒的プレイングを配信ですることで視聴者の記憶に残ることでしょう。人は自分の存在を認知されることを非常に喜ぶので、有名になりたいから強くなりたい!という人もいるでしょう。
勝負の世界、しかも配信で負けてしまうと非常に悔しいでしょう。悔しいからこそ、更に強くなってまたこの舞台で今度こそは勝つ、といった、チャンレンジ精神も大会に参加する要因ではないでしょうか。
珍プレイとその選手の表情、会場の雰囲気です。
こんなこと言ってますけどちゃんとした日本のトッププレイヤーですよ???
つまりなにがいいたいかといいますと、
参加者を増やすためには
参加費<大会に参加参加することで得られる機能的価値+意味的価値(+付加価値)
という式になればよいのです。(此処で言う機能的価値とは、大会上位入賞することによって得られる「実績」、意味的価値とは「楽しい」、「ゲームに対する知識等」「交流」等、付加価値とは大会の特色)
一言に大会と言っても、試合に勝つことだけが全てではないんです。めったに会えない人とスマブラをする、トッププレイヤー同士の試合を観戦する、大会後の飲み会でどんちゃんする、楽しみ方は人それぞれなんですね。大会というのは交流の場の最終形態なんです。
大会に参加することで得られる「満足」これがユーザーにとって一番求めているものなんですね。マーケティングで重要なのは顧客の満足に応えること。故に大会の運営スタッフも、プレイヤーたちにまた来てもらえるように、様々なイベント、企画を考えるわけですね。
さて、長々と書きましたがここで現在一般参加者の私目線で見える大会の抱えている問題点について書いていきましょう。
- スタッフの数が足りていない
よくある人員不足ってやつですね。スタッフの役割は大雑把に、配信、実況、進行、設営、撮影、といった感じです。その他に名刺印刷、広告、WEB担当などもありますがとりあえずは大会進行に必要な部分だけ。
大会進行に必要なスタッフの数が私の見る限り足りないように感じます。
大会ではモニターやWiiUは大会本戦が優先的に使い、本戦が進み、台が空き次第フリー対戦台が開放されていくシステムになってます。
大会進行スタッフが少なければ、本戦の進行が遅れ、フリー対戦台の開放が遅れます。すると本戦負けてしまったプレイヤーが待ちぼうけを食らうわけですね。無論他のプレイヤーの応援をしにいって時間を潰す人もいるでしょうが、とにかく対戦したい!という人もいるわけです。そう、顧客のニーズに応えられないんですね。
また、突然問題が発生した場合の対処にも時間がかかり、結果として進行に支障が出てしまうというケースもあります。
先程も書きましたが、大会はボランティアでやっているので、どうしても少なくなってしまいがちですね・・・。
・開けば赤字
残念ながら大会は基本どれも赤字です。スタッフがボランティアな理由の一つです。
赤字が続けばどうなるか、言わずもがな大会の続行が不可能になり、交流の場が一つ失われることになります。
今回は上記に載せていませんが、神奈川県の中規模大会、「クロブラ」を例に上げていきましょう。
2018/05/02 クロブラ収支状況
— クロマキバレット@やど3kきみ80k (@kiba_ssbm) 2018年5月2日
現状、273,960円の赤字です。
今年からフリー対戦会含め、会場を早めに確保していることもあり、会場の予約料金がかなりかかっています。
未開催の大会の会場費用が244,176円なので、赤字額は大きく見えますが、クロブラの赤ブラ脱却も見えてきました。#クロブラ pic.twitter.com/tjgbqZhf25
クロブラは過去に大会を9回、フリー対戦回を3回行っており、WiiU部門とDX部門に分かれ、
大会の基本参加人数はWiiUは64人、DXは16人と仮定し、参加費は1500円とする。(厳密には機材提供枠の割引や第1回、9回の参加者の参加者は80人で、参加費も最初と違うので、計算が面倒になるので少し多く見積もる)
フリー対戦回の参加人数は第1回が52人(参加費500円)第2回が49人(参加費1000円)第3回は69人(参加費1500円)(これも厳密には違うのだが計算が面倒なのでry)
大会の収益(64+16)*1,500=120,000 それが9回で1,080,000円
対戦会収益 第1回52*500=26000 第2回49*100=49,000 第3回69*1,500=103,500
合計額は178,500円 3回の平均が59,500円
大会と対戦回合計12回の合計収益は1,258,500円
大会と対戦会の平均収益は 大体1,258,500/12=104,875円
すごく大雑把で怒られてもおかしくはないが一回開催するだけで10万の収益が見込める。
しかし支出はどうだろう。上記の表により、過去で合計1,341,960円の支出があるが
1,341,960/12=111,830円の出費だ。104,875円の収益に対して111,830円の出費。
紛れもない赤字である。
多く見積もってのこの数字なので、実際に詳しく計算したら表のとおりだろう。
最近では参加費を1500円に上げ、徐々に黒字に近づいているようである。
Q:ではどうしたら黒字にできるのか?
まず大会を開く上で最も重要なのは参加人数です。ではまず必ず参加上限まで
人が集まるのか?答えは否ですね。上記のくっそ適当な計算式から、常に上限一杯まで人が集まらなければ黒字化は怪しいのです。また、ウメブラとクロブラを比較するとまず出てくるのは会場費の違いです。ウメブラは都心に会場を構えているので当然高い。(参加費は同じ1500円)現状維持ではまず黒字化は無理。
では黒字化をするには方法はまぁ考えればいくつかあると思うのですが、まず1つ
まず1つ、大会の認知度を上げること。
新規勢やオフ未経験勢に来てもらうようにするのです。新規勢、オフ未経験勢に大会を知ってもらい、参加してもらうことで、大会の良さというのを知ってもらい、そこから口コミ方式で更にその友達に大会を認知させ、参加し・・・と言った形で、大会の存在を知る人が増え、そして参加者を増やしていく。そうすることで参加者が常に一杯になり収益が安定するようになるはずです。(希望的観測)
ではどのように認知させていきましょうか。
- インターネット上のバナー広告
- 公式Twitterのツイートの拡散
- 影響力のある人の宣伝
1.インターネット上の広告バナー(ウメブラ、スマバト限?)
いくら世界的ゲームとはいえ、日本国内で、しかも非公式のユーザーコミュニティによる大会の認知度をあげるのには非常に苦労します。まずボランティアという形なので大々的な宣伝はまず不可能。そこで協賛を受けている会社の力を借り、その会社のWebページにウメブラのバナーにを掲載、宣伝をしてもらうというのはどうであろうか。
俗に言う「クリック広告」と呼ばれる広告は、クリックさえされなければ料金が発生しないので、低予算で広告を掲載することができ、誰かしらの目にとまることもあると思います。
2.公式Twitterのツイートの拡散
まずこの記事を読んで欲しい。
実際この記事に書いてあるとおりなんですけども・・・
とりあえずリツイートしましょう。
【今後の大会情報】
— ウメブラ/関東スマブラオフ大会 (@UMBRHP) 2018年5月15日
■ウメブラ33
・開催日:2018/7/7
現在は日程だけであるが今後詳しい情報が流れてくるのがその都度拡散して欲しい。
何事にも目に入らないことには始まらないのです。
少しでも頭の片隅に置かせるだけでも効果あります。
もしかしたら予期せぬゲストなどが来ることがありますからね・・・
3.影響力の高い人の宣伝
スマブラ関連で影響力の高い人を例としてあげるならば
スマブラ上位勢ではAbadangoさんや、DNG|Nietonoさん
これからのさらなる活躍に(個人的に)非常に期待している、CND|Raitoさん
オンラインスマブラ大会「タミスマ」を一人で開催しているさめきさん
そして比較的視聴者数の多いyoutuberの方々・・・など
オンライン勢が多いスマブラ界隈に置いて、積極的に配信している上記の方たちの影響力というのは馬鹿にできないでしょう。アクティブに配信できる方たちが大会の宣伝をすることで、中々高い宣伝効果が得られるのではないだろうか。
ぶっちゃけめちゃめちゃ有名なyoutuberの方とかバーチャルyoutuberの方に宣伝してもらえば一発
さて、仮に認知度が上がり、参加者がいつも一杯になったよ!やったね!
でももっと簡単に黒字化に出来る方法があります。誰でも思いつく非常に簡単なことです。
そう、二つ目に参加費を上げることです。参加費を上げるというハチャメチャに単純な考え、何故それを行わない?私が思うに、上げないのではなく、上げられないのだ。
まず考えてほしいのが、
参加費<大会に参加参加することで得られる機能的価値+意味的価値(+付加価値)
という式ですね。ここで重要になってくるのは意味的価値と付加価値です。
機能的価値はどうあがいても追加できません。ドリルはどうあがいても穴しか開けられないのです。大会にとっての意味的価値(「楽しい」「知識」「交流」その他)を高める必要が出てきます。より楽しく、より多く知識を得る、より多くの人と交流するなど、一般のプレイヤーが「この大会は参加したいな」と認識させる必要があります。
この点で一般参加者の私視点で言えるのは
- 円滑な大会進行
- フリー台の開放
- タイマン以外のフリー台の設置(アイテム乱闘、カスタム等)
- フリー対戦を回せるような仕組み(身内で固まらない)
以上です。実際問題これが一番手っ取り早いし、確実だと考えています。(もちろん大会スタッフ側もしっかり動いてくれているもの身をもって感じております)
スマブラの大会は基本は1on1、タイマンが主流なのですが、スマブラというゲームの遊び方は幅広いのでわざわざ固執する必要はないと思います。フリー台だけでもオフラインでしかできない遊び方をしてもよいのではないでしょうか。
しかしスタッフの人数不足で管理が難しいのも事実です・・・。
次に付加価値について、ここでは修羅ブラを例に上げたい。
まずこれを見て欲しい。
ウメブラ32の決勝戦、優勝が決まった瞬間の映像です。
続いてはこちら
こちらは修羅ブラⅩの決勝戦、優勝が決まった瞬間です。
ウメブラと修羅ブラ、なにか違いに気づいた人も多いのではないでしょうか。
そう、ウメブラに比べ修羅ブラ・・・非常に煩い
これが「付加価値」です。他の大会とは違う独自の価値です。
某外人2コマをマネたこの写真はスマ勢の間ではあまりにも有名。
このノリの良さ、煩さが人気を呼び、福岡開催ですが日本全国から修羅ブラに参加したい!という人が後を絶ちません。
実際、私の視点ではどの大会も似たり寄ったりな面もあり、わざわざ行かなくても近場でいいや・・・という印象を持ちがちです。
修羅ブラのように大会ごとの特色をしっかり出すことで参加者の「この大会に出てみたい!」という気持ちを刺激するのではないでしょうか。
しかしこのような特色は運営が作ろうと思って作れるものではありません。参加者たちが雰囲気を作り出すことによって生み出される減少なのです。付加価値は参加者たちが自ら付け加えていくものだと私は思っています。
さいごに
つまり何がいいたかったのかといいますと、スマブラオフはめっちゃ楽しい!!!!
だけど新しい人が入ってこないと廃れちゃうよ!ってことです。
新しい人を呼ぶために、ユーザー一人ひとりが新規を受け入れる配慮をすることも必要だと思います。
正直私のような一般人の考えたことなぞスタッフの方は既に思いついているだろうし、実践しようにも中々上手くいかないが現実でしょう。
しかし忘れては行けないのは、このスマブラというコミュニティはユーザーが集まり、そして作り上げてきたものです。ただ文句を言うだけでは何も発展はしません。
世間ではウメブラ参加費を上げるという話が上がった際に、
「利益がほしいだけだろ!」などと心のない発言をしている方が数名いて私は少し悲しくなりました。
大会の目的は営利ではなく、ユーザーたちに楽しんでもらいたい、というのが第一なのではないでしょうか。
この界隈が今までやってこれたのはユーザーたちが手を取り合い、共に歩んだからこそではないのか。
ユーザー一人ひとりのコミュニティに対する意識を変えるだけで、この界隈は更に先に進めるでしょう。任天堂が続く限り、スマブラも不滅なんですよ。
写真提供:https://darimoko.smugmug.com/Umebura32/